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虫歯治療

 

虫歯治療に対する
当院の取り組みについて

当院の虫歯治療の特徴

最新機器を用いた
わかりやすい丁寧な説明

レントゲン写真とは異なり、治療中にチェアサイドで撮影しすぐにお口の状態を確認できます。

目ではわかりずらい隠れた虫歯を見逃さず、虫歯の大きさや深さを患者さん自身も実際に把握できるので、納得して治療ができます

銀歯除去前

銀歯除去前

銀歯除去後

銀歯除去後

可能な限り痛みを少なく、
なるべく削らない、
神経を残す治療を

表面麻酔

1表面麻酔の使用

針を刺す前に、歯ぐきの表面にジェル状の麻酔薬を塗布し、針が刺さる際の痛みを軽減します。表面麻酔は、塗るだけなので痛みはありません。

世界最細の35G注射針

2世界最細の35G注射針を使用

針の先端が細ければ細いほど、麻酔時の痛みが軽減されます。ヘレウスクルツァー社の極細針を使用し、針が刺さる際のチクっとした痛みを極力感じさせません。
(麻酔されたことに気付かない方もいらっしゃいます)

電動注射器

3コンピューター制御の
電動注射器の使用

麻酔薬はなるべくゆっくり、同じスピードで入れた方が痛みは軽減されます。手で押すタイプの注射器に比べ、コンピューター制御で注射圧や注射速度をコントロール出来るため更に痛みは少なくなります。

カリエスチェック

4う蝕検知液の使用

う蝕検知液を使用する事で、むし歯になっている部分だけが青く染まります。
染まった部分だけを削るので、ご自身の歯を無駄に削る事もありません。また、むし歯の取り残しも防ぐ事が出来ます。

5MTAセメントの使用

通常であれば、神経を取るような深い虫歯であっても、神経を保護するセメントを使用することで神経を残して治療することが可能です。全ての状態に使用できるわけではありませんが、ご希望の方は一度ご相談ください。

虫歯治療について

虫歯について

虫歯とは

虫歯とは、お口の中の虫歯菌が食べ物の磨き残し(歯垢=プラーク)や飲み物に含まれる糖分を使って酸を作り、歯を溶かして穴が空いてしまった状態の事をいいます。初期の虫歯はほとんど痛みを感じません。そのため、気付かないうちに虫歯が進行し、冷たいものがしみたり、痛みを感じるような場合はかなり神経近くまで虫歯が広がっていることも多いです。

小さい虫歯であれば、削って詰めるだけなので1回で終わりますが、虫歯が大きくなればなるほどご自身の歯が少なくなり、治療回数や費用もかかってしまいます。どれだけ早く虫歯を見つけるか、適切な治療をするかが重要になってきます。

1細菌

歯垢(プラーク)に含まれる細菌の量や種類が虫歯の発生に重要と考えられています。日々の歯磨きや、歯科医院でのクリーニング、フッ素塗布で虫歯菌の数を減らし、活動を抑えることが大切です。

2糖分

虫歯菌は甘いものが大好きです。

アメやジュースなど糖分の多い間食が増えると虫歯菌も増え、お口の中が酸性になり虫歯が進行しやすい状態になります。
間食を控えたり、バランスの取れた食生活を心がけましょう。

3歯の質・唾液の質

歯の丈夫さは人それぞれ異なり、唾液の成分や量によっても虫歯のなりやすさは変わってきます。唾液には元々抗菌成分が含まれていて、再石灰化といって虫歯になり始めた歯を元に戻す働きがあります。
しっかり歯磨きを頑張っているのに虫歯になりやすい人、逆に歯磨きをあまりしていないのに虫歯にならない人がいるのはこういった部分も関わってきます。

虫歯治療の進行段階と
治療法

虫歯の段階(C0~C4)により
治療法が異なります。

エナメル質内の虫歯

C0:ごく初期の虫歯

歯の表面が白くなったり、歯の溝が薄く茶色くなっている状態です。

正しい歯磨き方法やフッ素塗布により、再石灰化による自然治癒を目指します。
この状態で逆に削って詰め物などをしてしまうと、将来的にまたその部分から虫歯が再発しやすくなるため、極力、ご自身の歯は削らないようにします。

エナメル質内の虫歯

C1:エナメル質内の虫歯

エナメル質という歯の表層の部分だけが虫歯の状態です。ほとんど痛みなどの症状が無く、ご自身では気づかないこともあります。

この状態になると歯磨きだけで進行を止めることは出来ません。虫歯の部分を削って白い樹脂(プラスチック)を詰めます。治療は1回で済む事が多いです。

象牙質に達した虫歯

C2:象牙質に達した虫歯

象牙質という更に内層まで虫歯が進行して、表面が黒く見えている状態です。一見、穴は小さく見えても、中で広がっていることもあります。冷たいものや甘いものがしみたり、痛みを伴う事があります。

虫歯の部分を削り、可能な場合はお口の中で直接、樹脂(プラスチック)を詰めます。虫歯の面積が大きい場合や、隣接面(歯と歯の間)が虫歯になった場合は樹脂で治すのが難しいため、歯型をとって外で作った詰め物(インレー)を入れて治します。
その場合は治療回数が1本の歯につき2〜3回かかります。

歯髄(神経)に達した虫歯

C3:歯髄(神経)に達した虫歯

虫歯が歯髄(神経)の中まで進行した状態です。
虫歯菌が直接神経を攻撃しているような状態で、ズキズキと強い痛みを伴うことが多いです。

少しでも神経の中に虫歯菌が入ると、感染した神経を取ってあげないと痛みが無くなりません。そのため、歯の神経を取り除く治療(根管治療)を行い、最終的にはそこに土台を立て被せ物(クラウン)を被せます。一般に差し歯と言われているものがこの治療をしている状態です。歯によって神経の本数なども変わってきますが1本の歯に対して治療回数が4回〜6回かかります。

歯質が失われた虫歯

C4:歯質が失われた虫歯

虫歯がC3の状態から更に進行して、歯髄(神経)が死んでしまった状態です。一時的に痛みを感じなくなりますが、虫歯菌はどんどん繁殖し、ひどくなると歯の根っこに膿が溜まったり周りの骨が腐ってきます。放置すると周りの歯に感染が広がるため、抜歯になる可能性もあります。

C3の時と同様、神経の治療をして被せ物(クラウン)を被せる場合と、状態が悪いと抜歯になる場合があります。どれだけ虫歯になっていない綺麗な部分が残っているかや根っこの状態によって左右されます。万が一抜歯になった場合はブリッジ、インプラント、入れ歯などの選択肢があります。